どのような人であれ、お局さんにはなりたくないと考えるのが一般的でしょう。今の職場で頼られる存在として活躍できている人でもやはりそういった不安はあるものと思います。お局さんと呼ばれることには、頼りになる存在という意味合いが含まれる場合もありますから、必ずしも悲観することはありませんが、やはりお局さんにならないで済むならそれに越したことはありません。
とはいえ、ではお局さんにならないためにはどうすれば良いのかと考えたとき、なかなかピンと来ない人がほとんどでしょう。そういった人は、これから紹介する心構えを意識して職場での人間関係に工夫をしてみましょう。
お局さんではなく、頼りになる先輩となるためには、後輩たちとの接し方が非常に重要になってきます。もちろん、同僚や自分から見ての上司との付き合い方も大切ではありますが、お局さんにならないで気持ちよく働き続けるためには自分が指示を出す後輩から慕われることが不可欠となります。ですから、目下の人間から好感をもたれる努力をしてみましょう。
とはいえ、それは文章で読むと簡単に見えますが実際にそうしようとするとなかなか難しいものです。何気なく言った一言がお局認定へ繋がってしまうこともありますから、やはり普段からの心がけが大事になりますね。中でももっとも避けるべき行動は自分の個人的な感情を相手に押し付けるというものです。「自分のときはこうしたんだから…」といったフレーズはその代表例です。
あなた自身の考えを持って仕事に取り組むのは大切なことですが、それを強引に押し付けてはいけません。同じ趣旨のことを伝えるにしても後輩の立場に立って話し方を工夫するようにしましょう。柔軟な接し方が自然とできれば、人望は高まっていくはずです。
自分の立場を考えながら、上司と後輩との橋渡しをする役割を果たしていくことも、とても大切なことです。そうしたパイプ役となって仕事が円滑に進むようにできれば上司、後輩いずれからも強い信頼を向けられるようになるでしょう。どちらかだけの味方になるのではなく、中立の立場として行動することも普段から意識してみてください。難しいかもしれませんが上司・後輩のどちらにも公平な接し方ができるというのが理想的です。また、橋渡し役を務める以上、各人の性格も加味しながら接していく器用さも必要となります。
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