転職に成功し、無事上司デビューが果たせるとなっても、まだ安心してはいけません。現在の職場での引き継ぎをしっかりと行う必要があるからです。この引き継ぎをいい加減に済ませて転職してしまうと、やはり印象が悪くなってしまいます。もしかしたらその後にお局さんと呼ばれてしまうこともあるかもしれません。
ですから、転職が決まったのならば、できるだけ早く引き継ぎを始めるべきです。このとき大切なことは無理のないスケジュールで引き継ぎを行い、漏れがないようにすることです。自分が済ませておかないといけない仕事はどのくらいか、後任者へ仕事の引き継ぎを行うのにどのくらいの時間が必要かなど、引き継ぎに関する内容をまとめ、スケジュール帳やカレンダーにメモしておくようにしましょう。
引き継ぎのスケジュールがある程度決まったならば、次は具体的な引き継ぎの方法です。しっかりとした内容で引き継ぎを済ませることができるという処理能力は、転職先で上司デビューを果たす際にも必要なことですから自分のためにも手を抜かずに全うしましょう。
引き継ぎの方法についてですが、これはできるだけ文書に残るもので行うのが良いとされています。引き継ぎの内容を文書にし、パソコンのファイルにしても良いですし、職場で共有しているフォルダに収納しても良いでしょう。この際、誰がその文書を必要とするのかを考えながら作成することが大切です。自分の職種を踏まえて適切な形で残すことを心がけましょう。また、必要に応じて挨拶回りも引き継ぎの一つとして行うべきです。今の職場を辞めても、また別の機会で同じ人とかかわることも考えられますから、良い人間関係を維持するに越したことはありません。
転職先も決まり、引き継ぎも無事に済ませられればほっとするでしょう。しかし、するべきことが終わったならその後どのように職場で過ごせば良いのかわからなくなってしまう人もいるかと思います。そのような時間に、暇そうに過ごしているのはおすすめできません。それは周りの仕事をしている人たちが良く思わないはずだからです。最後の最後にお局さんと認識されてしまうかもしれません。気持ちよく転職を果たすためにも、自分の仕事が終わったのなら積極的に雑用など、他の人の手伝いをしましょう。何かしらの仕事をしていれば感謝されるでしょうし、居づらさも大きく軽減されるはずです。